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プラセンタとは

プラセンタとはラテン語で、平らなケーキという意味で、「胎盤」(たいばん)の形状から、平らなケーキのようだということで、胎盤=Placentaと呼ばれるようになりました。

胎盤を形成することは哺乳類のみと考えられがちですが、実際は、サメの一部(ホホジロザメ、メジロザメ、オオメジロザメ、シュモクザメなど)も胎盤を作ります。哺乳類の場合は、哺乳類の一部の系統である有胎盤類のみが胎盤を持ちます。

この胎盤からプラセンタエキスは特殊な方法で取り出され、その有効性は古くから知られているといわれていますが、実際のところ確かな文献として残っているのは、紀元後500年頃、中国の唐の時代の『本草拾遺』と、おおなじく中国の14~15世紀頃の明朝時代につくられた本草綱目(ほんぞうこうもく)という薬学著作に「紫河車」という名前で紹介されているだけです。近代では1933年旧ソ連の医師フィラトフ博士「組織療法」で胎盤を使用したのが最初です。 

よく、プラセンタ販売業者のサイトで、『古代ギリシャの医師・ヒポクラテスはプラセンタを治療に用いていたいう記録がある』、『古代ローマのクレオパトラや中国でも若返りの秘薬としてプラセンタは珍重された』、などという宣伝向けの文言を目にすることが多いですが、そのような歴史的事実は確認されておりません。販売業者が勝手に想像又は捏造したものです。

しかしながら、現代の医学、医療の分野において、プラセンタの成分はアミノ酸やミネラルが多く含有され、胎児の発育を促すのに必要不可欠な細胞増殖因子など豊富に備えており、細胞の働きを正常化する作用があることがわかており、肝機能障害更年期障害の治療に応用されております。

このようなプラセンタがもつ特殊な働きが、エステやクリニックが盛んにプラセンタの美容液を利用している所以です。

プラセンタエキス製法
最近では、エステやクリニックだけでなく市販でも、プラセンタの製品がいろいろ販売されてます。しかしながら市販化粧品にはプラセンタエキスが多くても5~6%程度しか含まれていません。プラセンタエキス100%と謳っていてもプラセンタエキス自体薄めていたらおなじ100%でも全く効き目がかわってきます。ただし、1ヶ月程度の短期間における使用では体感的には30%と100%の違いがわかる方はまれですので、実際の濃度を30%に薄めたなんちゃって100%原液が出回るのも、さもありなんといった感じがあります。

プラセンタの効果は抽出方法によっても品質が変わってきます。製造方法にはいろいろありますが、酵素分解抽出法、加水分解法、プラトプラズマ抽出法、凍結融解法、タウリン抽出法などで製造されます。最もすぐれた製法とされているのが、「酵素分解」による抽出製法です。他の製法に比べ酵素分解抽出法で製造したプラセンタエキスの場合、有効成分の活性の高い状態で維持されていることがわかっています。

プラセンタの利用については旧ソ連(ロシア)が最初に始めましたが、現時点では日本のプラセンタの抽出、製造技術はロシアのものよりはるか上の技術です。ロシア製は寒い地域での寒い季節の期間内で自然の気候を利用した低温自然抽出が主流で、(酵素分解抽出の高い技術もってないため)、そのため180日という約一年の半分に当たる長い時間が必然的にかかってしまうのです。この方法は設備投資にお金がかからず、最後に煮沸による滅菌処理ですむので安価に生産が可能(冬の期間が長く、地価が安い、抽出までほったらかしで人件費がかからないなど)ですが、その反面、品質は安定せずむらが出るといった側面を持ちます。対して、日本の製造メーカでは効率的に安定した高品質のプラセンタを抽出するために、専用の設備を工場内において酵素分解抽出によって抽出しています。

こうしてプラセンタ化粧品プラセンタエキスを主成分とした健康食品はつくられますが、その主な原料は食肉豚の胎盤が使用されています。最近では食肉馬の胎盤も使用されています。なぜ食肉用の豚や馬がしようされるのかといいますと、食用の場合はSPF豚などのように品質安全管理が徹底しているため、安全性が高いからです。(一般的にサラブレットは食肉馬ではなく競走馬なので食用のような厳しい管理はありません。)

プラセンタと薄毛の関係

最近男性ホルモンと髪の毛の生育とプラセンタの関係が注目されています。
プラセンタ成分には男性ホルモンの機能を抑制するのではという研究結果が所以です。
 過剰に男性ホルモンが分泌されると頭の頭頂部の毛が薄くなるので、男性ホルモンを抑制できれば、これを緩和することができるはず、というのが狙いです。

同様な研究報告でハゲの人も、男性ホルモンが過剰である人が多い統計上多いとされています。男性ホルモンは過剰になると、耳から下の体毛は生えやすく、耳から上の頭髪は毛がはえにくくなるということらしいです。

そのため、最近シャンプーやリンスの中にプラセンタを配合しようという動きが各化粧品製造メーカであります。プラセンタの成分には男性ホルモンの過剰分泌を抑えるだけでなく、細胞の活発化させたり血行を良くする働きもあることから、発毛促進の効果を各メーカが期待しているわけです。

しかし、シャンプーやリンスにプラセンタ配合した製品を作るにあたって、ひとつ問題があります。それは、高濃度でプラセンタを配合した方が低濃度の物よりその効果は高くなりますが、髪の毛に対して、あまり高濃度にしてしまうとあることが心配されます。

それは、プラセンタはメラニン色素抑制の働きも持っているためです。肌の場合はそのほうが都合がよろしいのですが、今度は髪の毛が相手となりますから、あまり高濃度で配合してしまうと髪の毛のメラニンを壊してしまうのではという危惧があります。つまり頼んでもいないのに髪の毛が(製品を使い続けているうちに)若干脱色されてしまう可能性が多少なりともあるのかもしれません。

プラセンタと芸能人

プラセンタは各種の細胞増殖因子(HGF)や多種のアミノ酸、ビタミン・ミネラルなどの成分を豊富に含有しており、アンチエイジング、美容、アレルギー、アトピー性皮膚炎などへの効果も期待されています。

多くの著名な人がプラセンタ市販品を美容に使っており愛用されているといいますが、著名な芸能人は自らが宣伝している市販の物は使っていません。所詮市販の物は薄めている場合が多く思ったほどの効果は期待できないからです。

なぜわざわざ薄める必要があるのかというと、必ずしも利益を多めにとることが目的ではありません。市販製品というのは、簡易性や品質の保全に重きをおいて作られます。万人が使っても品質上トラブルがなく、保管に気を使わなくても良いことを前提にするため、効能や効果は2の次になります。そのため水やアルコールで成分を薄めてコントロールしている場合があるのです。薄めていれば成分の品質が劣化しても、影響は少ないからです。

例えば100%濃度のものですと、品質の保全、保管に気を使うことになります。多少防腐剤をいれていても、高温高湿の状態に長時間放置された場合、品質が劣化します。そうすると劣化する前と、劣化した後ではかなり体感的にも違いがでてしまうので、「前に使ったときより悪くなった」などと、色々クレームが来るわけです。こうなってしまうと、市販メーカは商品を大量生産してますから、在庫の保管や発送、返品、また電話応対などの人件費に追われることになり収益を圧迫するというわけです。

対してエステやクリニックで使用されているものは、小ロット生産でエステやクリニックのスタッフが所内で冷蔵保管品質管理を行っているので、防腐剤はほとんどはいっていないにもかかわらず100%の濃度の物を取り扱えるということです。

また、市販品は小売店やディスカウントでおく場合に商品棚ではなく冷蔵庫に保管しながら販売するのはコストがかかりすぎて難しいので、そういうことを気にしなくて良いように作られているのです。

多くの著名な人たちは、こういったことを良く知っています。ですから自分の宣伝している市販の化粧品などはスポンサーに気を使って表向きには使っていることにしてますが、実際は見向きもせず、エステやクリニックで手に入れて使っているのが本当のところだと思います。

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